バーバリーのデジタル戦略が本気だった。

digital tactics of burberry

ハイブランドの需要は減ったわけではない。デジタル戦略が足りないだけ。

広告/メディア業界のトピックスを扱うDigidayの記事に、バーバリーのモバイル注力が奏功しているというものがあった。

記事ではバーバリーのデジタル戦略として、次のような点を挙げている。
非常に示唆に富む内容だったため、紹介する。

バーバリーのデジタル戦略まとめ

・エルメスなど、ハイブランドの売上は全体的に緩やかに伸びている
・一方、バーバリーはモバイルの売上を昨対比でなんと3倍に伸ばした。デジタル全体でも昨対比で2倍となった
・販売チャネルも若者向けのものを拡大。
 例えばSnapchat(日本のLINEのようなもの)やApple Musicなどにチャネルを開設。
 (なお日本でもバーバリーとLINEはスタンプを配布するなど連携している)
・これらは実行に移すのはとても難しく、他のブランドはこういったデジタル戦略は大きく遅れを取っている。
・最も重要なのはデジタルとオフラインの垣根をなくすこと。
・デジタルへの注力のみならず、Diffusion Line(セカンドライン)の廃止も実施。
 これによってBurberry Brit, London and Prorsumの3つのブランドがバーバリー本体に吸収される事に。

バーバリーが素晴らしいのは、こういったデジタルへの注力を実行し続けている社内の意思決定である。
90年代、2000年代に栄華を誇った成功体験を逸脱することはなかなか難しいはずだ。
多くの失敗も既にしているのだろう。
ましてやSnapchatへの出稿などは、よほど若い世代を理解していなければ実行に移すことは難しいだろう。

それでも役員、代表レベルで背水の陣で挑むつもりだろうと見える。
デジタルの移行には大幅な予算配分が必要な上、大規模な体制構築も必要だからだ。

参考:「ハイブランドのセカンドライン戦略はデジタル戦略へと切り替えへ」

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