Googleがファクトチェック機能を開始。偽ニュース討伐に本腰へ。




FactCheck02

偽情報、駆逐へ。

Googleの検索関連の公式ブログで、
「偽ニュースを一掃するために」ファクトチェックの機能をつけたよ、
とのお知らせが。

偽ニュースって何?という方のために

偽ニュースは別名フェイクニュースと言って、
名前通り事実でないセンセーショナルなニュースを流し、
自サイトへのトラフィックを稼ぎ、利益を得る、そういう目的のニュース。
要はデマの事。

偽ニュースを流したと言われるサイトで有名なのはブライトバートとかがある。

さて、この偽ニュースは欧米では社会問題になっていて、
大統領選にも影響したのではと言われる。

偽ニュースを流して少年が大金を稼いだ逸話が出たり、
偽ニュースのせいでハリウッドセレブが死んだことになったりして、
まあとにかく世間が混乱する一助となっている。

GoogleとかFacebookとかはは以前からやり玉に挙げられていて、
彼らが偽ニュースを流してる訳ではないのだが、
偽ニュースを検索結果に表示している事が問題になっていた。

例えば2016年後半、「ホロコーストなんて実はなかった」という主張をする記事が検索結果に上がっていた事が問題となり、
Googleは対応せざるを得なかった

さらにGoogleニュースの方でも対策として、
このファクトチェック機能を2016年10月にリリースした

なおGoogleは広告プラットフォームとしても「よろしくない投稿」に悩まされていて、
つい先日、Youtube不適切動画に不満を持つ広告主に応える形で、
不適切動画を判別する人工知能を投入していた。
これで不適切動画を判別し、広告をそこだけ出稿しないようにするというもの。

で、今回のファクトチェック機能って何、という話。

ファクトチェックは第三者機関の「情報の格付け」

厳密には格付けというか、
情報の信頼度みたいなものを色々な言葉でラべリングするもの。

ファクトチェック機能は世界中で今回展開しており、
115の第三者機関とか専門家がニュースに対して「正しいかどうか」の判別をラベルで行う。

全ての第三者機関が正しいとは限らず、
複数の機関の間では1件のニュースを巡って見解が割れる事もありうるが、
基本的に第三者の公正な目で判断されたラべリングが期待できるという事だ。

Googleは基本的には第三者に検索結果をコントロールさせることは無いのだが、
今回はさすがにそうも言ってられなかったのだろう。

特にGoogleニュースを止めさせたスペインと、
欧州は検索エンジンに厳しすぎるので、
あちらでは想像以上に偽ニュースに対するバッシングが来たんではなかろうか。

さて、2017年4月現在、ファクトチェックのラベルで確認できたのは、
Fact Check by **という文字列の後に、以下のラベルが表示される。


・true(事実)
・false(間違い)
・Mostly False(ほぼ間違い)
・unproven(未確認)
・undetermined(未確定)
・Mixture(事実と間違いの両方が混在)

しかも表記ゆれというか、同じラベルでも大文字だったり小文字だったりと、
同じ格付け機関でもバリエーションがある。
ここらへん決まったフォーマットがあるわけではなさそう。

ファクトチェックのラベルは赤の矢印の部分。
フォーマットはリッチカード型。
FactCheck01

クリックするとこんな風な「判別結果」ページが出る。
「FALSE」レーティングが見えるだろうか。
FactCheck02

ファクトチェックを構造化マークアップする

まず大事なことがあって、
・ニュース記事をメインに扱っている事
・そしてGoogleニュースのガイドラインに準拠している事

からの、

・Schema.orgのClaimReviewでマークアップする。
・Googleのドキュメントも参考に

という感じ。

ファクトチェックは日本で広まるか

もしGoogleのこのファクトチェック機能が日本で広く利用されるようになれば、
かつてのDeNA等のキュレーション問題などにも影響するだろう。

つまりこのファクトチェック機能はニュース記事だけでなく、
基本どんな「記事」にも適用される気がしている。

なぜならGoogleニュースに元々あった機能なのに、
わざわざゼネラルサーチの領域に持ち込んだという事は、
ニュース以外もファクトチェックしたいとGoogleは考えているのではないかと思うからだ。

例えばこんな。
FactCheck03
2017年4月に話題になった、乳児向け食事レシピに蜂蜜を入れたものが話題になったが、
かなり中立的な記事を書くBuzzfeedが書いた記事に対してでさえ、
出典が不明」とか「本当に信頼していいのか」などとコメントが付いている。

Googleはキュレーションから個人ブログ、アフィリエイトサイトに至るまで、
上記の条件に当てはまる媒体はファクトチェックをつけたいのかも。

Googleニュースのガイドラインに沿っている事が前提ではあるが。
検索結果画面はGoogle最大の広告メディアだからね。
偽情報流す奴らのせいでその価値を下げるのは嫌だからね。




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