SEOの2017年トレンド予測

Pokemon Go Serps

SEOの2017年のトレンド予測。

SEOの2017年はとにかくモバイルの年になる。
AMPやモバイルファーストインデックスへの準備対応は基本。
また同時に構造化マークアップ、PWA、音声検索と、
スマホで検索される事を前提とした検索エンジン最適化を行う必要がある。

SEOトレンド2017年予測

・モバイルファーストインデックス
・AMP(Accelerated Mobile Pages)
・構造化マークアップ
・PWA(Progressive Web Apps)
・音声検索
Rank Brain
・コンテンツマーケティング

モバイルファーストインデックス

2016年にSEO業界を震撼させたGoogleの新インデックス仕様。
スマホページを優先的にインデックスし、評価するというもの。
PCページの優先度はスマホページより下がる。

いつかこういう流れが来るだろうという事は、別にわかっていた人にはわかっていたが、
SEO業界全体であまりに話題をさらいすぎていて、その事にも驚かされた。
普通に考えて遅かれ早かれモバイル主体の評価軸になるに決まってんだろ、と思ったものだ。

で、このモバイルファーストインデックスだが、現在はテスト段階で、
いつ本格的に開始されるのか、あるいは開始済みなのか、定かではない。
恐らくGoogleは本格開始する際には公式のアナウンスを出すだろう。

対策としては実はとにかく普通にPCとモバイル向けページのかい離をなくせばそれでよいだけだ。
きちんとコンテンツを同じにしてアノテーションやって、という基礎を真面目にやっていればOK。

AMP(Accelerated Mobile Pages)

文字通りモバイルページの高速表示をするための手法。
モバイルページの表示速度が遅いと(特に通信環境が発達していない国とか地域)、
離脱率が大きく上がってしまう。
そんな背景からスタートした、Google主導のプロジェクトだ。

仕組みとしては、まず既存のページをAMP仕様にコーディングしなおしたAMPページをつくり、
Googleにインデックスさせる。
するとGoogle独自のCDN(Content Delivery Network)にキャッシュが残り、
検索結果にはそのキャッシュへのリンクが掲載される。
検索ユーザーがクリックすると、高速でページが表示されるというものだ。

AMPには実は大きなメリットがあって、
検索結果のいくつかの枠に優先的に表示させられることだ。

一つは大体検索結果の一番上の「カルーセル」と呼ばれる枠。
↓こういうの。ここに表示されるととても目立つ。
Pokemon Go Serps

↓カルーセル枠は検索結果の下段にも表示される事がある。
このgamy.jpなんて独占のカルーセル枠だ。
Pokemon Go Serps

さらに上でも書いたAMPラベル。
↓この様な感じで検索結果画面に表示される。
Amp Label on Serps

これは通常の検索結果の他に、画像検索結果画面にも表示される。
AMP Label in Image Search SERPs

AMPラベルがあると少しだけ目立つ。まあCTRが向上するかどうかは何とも言えない。

構造化マークアップ

これは上記に絡む話だが、リッチスニペット、フィーチャードスニペットが増加している。
検索結果をリッチに、かつ多様化していく流れは少しずつ続いていて、
構造化マークアップをサイト上で行う事で、特定の情報を、
検索結果に表示する事が可能だ。

↓これは2016年12月に確認されたばかりの、
画像検索結果に価格を表示するというもの。
Semantic SERPs

ちなみに↓これは違うもの。
単にDescriptionのテキストを読み込んだだけ。
Semantic SERPs

また音声検索、ローカルサーチと言う風に、検索の種類も多様化している。

Googleとしては読み込んでインデックスしたページの情報が、
映画の情報なのかレストランの情報なのか理解できない事もある。

GoogleはRank Brainで機械学習を進めてはいるが、
まだまだウェブマスターの構造化マークアップに頼っている側面が強い。

PWA(Progressive Web Apps)

これはウェブページを、ウェブアプリとスマホアプリの中間のような仕様にしてしまうというもの。
着想自体は以前からあるが、Googleが推奨しだした。

仕組みは、ウェブページにアクセスすると裏側で通信を行い、
必要なデータをダウンロードしてしまうというもの。
次にそのページへアクセスしようとしたときに、
既に必要なキャッシュがデバイスに残されているので、
一部では「AMPより速い」と言わしめるほどの表示速度を誇る。らしい。

日本ではSUUMOがいち早く取り入れた事で有名になった。

また他にはウェブサイトなのにプッシュ通知を出せるなど、
スマホアプリっぽい仕様も実装できるようだ。

音声検索

日本だと音声検索はそこまで爆発的に広まらないだろう。
だが若年層を中心に、将来的に大きく普及していくと思われる。

どちらかというと、おじさんおばさんは使わないが、
若い子ほど当たり前の様に使うのではないだろうか。

音声検索は、検索の対象が「近くのレストラン」みたいにローカル情報が多くなるため、
どうしても音声検索対策=ローカル検索最適化のようになる。
だから音声検索対策でも構造化マークアップは必要となる。

なお個人的にはGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleに、
音声検索の項目が現れる日もそう遠くないと思っている。

RankBrain

これはGoogleの機械学習のシステムの事。Google検索アルゴリズム処理の15%程に関わっている。
基本的にはこれが検索エンジンのバックグラウンドにある事を念頭にSEOを考えておいた方がいい。

Rankbrainは機械学習のため繰り返し多くのデータを処理し、
日を追うごとに精度が向上していく。

また初めて(またはかなり久しぶりに)検索される長文クエリなんかを処理するのに向いている。
これまでの検索クエリデータからその「初めて見る検索クエリ」の検索意図を推測する。

例えばあくまでイメージとして捉えて欲しいのだが、
あるクエリに対し、Rankbrainが「titleはこのぐらいの重みづけで、外部リンクはこのぐらいの重みづけで評価しよう」
というように、要素ごとのパラメータを日々調整し、
コンテンツを評価し検索結果やユーザーの行動データを分析して、
独自のデータ同士の相関性を類推し、
最終的にベストと思われるランキングを提示する。

その過程は大量のデータのどの部分をどのようにRankbrainが横断したかが見えづらく、
それゆえエンジニアがRankbrainの処理をデバッグしようとしても難しいと言われる。
(人工知能全般に言えるが、機械学習の過程を解き明かそうとしてもかなり厳しいと言われている)

さてRankbrain対策(RBO=Rankbrain Optimization)なるものがもしあるとしたら、
それは対策したい検索クエリに対し、のクエリの検索意図に対して的確に答えを提示できるような、
そんなコンテンツを制作すればいい。
要するにただの、シンプルな、普通のSEOである。

1つRankbrain関連で注意したいのが、
「Rankbrainは日々賢くなっていくが、必ずしも常に正解を導き出すとは限らない」という事である。

どういうことかと言えば、「Rankbrainは人工知能で賢いから、titleにキーワードを入れなくてもコンテンツの内容を的確に理解できる」
とか言う人がたまにいるが、少なくとも今は全く当てはまらない。

類語をいくつか挙げてみてそれぞれ検索してみても、
ほとんど同じ意味の類語同士なのに検索結果が全く異なるというケースはよくある。
(もちろん類語で検索するとほぼ同様の検索結果が返ってくることも多いが)

従って今でもtitleに対策キーワードを入れるとか、
コンテンツにも対策キーワードをある程度入れ込んでおくと言う事は必要不可欠だ。

コンテンツマーケティング

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングを混同する人をよく見かけるが、
コンテンツマーケティングはSEOを前提としたものであってはいけない。可能性が狭まってしまう。
ただしコンテンツマーケティングの結果、SEOが大いに必要になるケースがあるというだけだ。

コンテンツマーケティングとは、コンテンツを使ってマーケティングを行うものだ。
マーケティングの課題を埋めるためにコンテンツをつくる必要がある。
だから企業ごとに必要なコンテンツマーケティングは異なる。

ヘアケア製品を売っていて、若い女性層へのリーチが足りなければ、
今ならinstagramが適しているかもしれない。
弁護士事務所を運営していて、法律の疑問や困ったことをネットで調べる人が多ければ、
オウンドメディアをつくるべきかもしれない。

前者のinstaramへコンテンツを投稿するのであればSEOはあまり考えなくてもよい。
一方後者の例だと当然SEOは深くかかわってくる。

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