「VSO」音声検索の最適化(Voice Search Optimization)

「VSO」音声検索の最適化(Voice Search Optimization)がようやく盛り上がってきた。
音声検索を最適化するにはどうすれば良いだろうか?

そもそも音声検索とは、文字通りスマホにキーワードを語りかけると検索できるというサービスだ。
音声検索は別の名を会話型検索と言い、この最適化の事をConversational Search Optimizationとも言う。
欧米を中心に普及し始めており、日本でも広がりを少しずつ見せている。

その音声検索は今後、従来のテキスト検索と対を成すものとなると見られている。
現在、サイトのアクセス数をPC対モバイルで比較するように、
将来的にはテキスト検索vs音声検索という比較もされるようになるだろう。

現在の音声検索最適化=ローカル検索+モバイルフレンドリー

さて、音声検索と言えば、今の段階ではほぼ「ローカル検索」である。
ローカル検索とは店舗や特定のエリアについて知りたい時に行う検索の事をまとめてそう呼んでいる。
例えば「新宿駅 イタリアン」といったキーワードで新宿のイタリアンのお店がどこにあるかを調べるような検索行為を指す。

現在、音声検索のTVCMなどでもよく描かれる光景だが、
音声で検索している対象の多くが飲食店とか、何かの場所である。
さらに付け加えるなら、音声検索はモバイル、つまりスマホで行われる。

だから現状、音声検索の対策とは、ほぼ「ローカル検索最適化=ローカルSEO」であり、
ほぼモバイルフレンドリー対応であると言える。
これから音声検索の用途も年を追うごとに増えていくだろうが、今のところはこれで十分である。

ローカルSEOのやり方はたくさんあるが、
対象となるのは何かのエリアに特化した情報を持っているか、
何らかのサービスを店舗で行っているならやっておいた方がいい。

具体的には海外SEOブログさんで紹介されている。
以下に引用。

titleタグやhタグの地名キーワード
地域について書いたコンテンツ
NAPの統一
ランディングページ
地名入りリンク
構造化データ
Googleマイビジネス

ここで言うNAPとは、
「Name(名前)、Address(住所)、Phone(電話番号)」の事。
ローカルSEOについては上記の海外SEOブログを読めば十分だ。

音声検索は文章、口語で検索される

経験者も少なくないだろうが、音声検索は「新宿駅 イタリアン」より、
「新宿駅のイタリアンのおすすめを教えて」という検索ワードになりうる。

現にそういったキーワードで流入してくる人の数が、微妙に最近増えて来ている。
「白いスニーカーのおすすめは何?」みたいな長文で口語体の検索キーワードがじわじわと。
(Google Search ConsoleやGoogle Analyticsで探してみよう)

音声検索かも知れない検索キーワードは次のようなフレーズを含む。

・~は何?いつ?どこ?どうするの?など5W1Hを含むもの
・~を教えて
・~を見せて
・~ですか

など。あとはちょっと長い検索キーワードなら音声検索かも知れない。
東京駅までの行き方を調べるのに、
TVCMでやるように「ここから東京駅までの行き方」と言う人もいれば、
「東京駅にどうやって行くの?」とか「東京駅への行き方を教えて」もありうる。
この辺りは「長い」「文章」「口語」かどうかを見て判断する方が良さそうだ。
Google AnalyticsやGoogle Search Consoleに音声検索の項目が出るまでは。

音声検索は「早いこと」が価値

ちなみに音声検索の最適化について、もう一つ知っておいた方がいい事がある。

人はなぜ音声で検索するのだろうか?

答えは「早いから」だ。
ブラウザを開き、テキストを手入力して検索するよりも、早く答えにたどり着ける。

逆に言えば、早く調べられなければ音声検索を使う意味が無い。
何度も音声を言い直したり、提示された検索結果に納得のいくものがないから検索をやり直したり、
そんなことをするぐらいなら普通に手入力で調べた方が早い。

現在の音声検索ではその点がまだ不完全であることを知っておいた方が良い。
Googleの音声検索は非常によくできているが、
AppleのiPhone等の音声検索「Siri」は最適化しづらいなぁと個人的に思う。

なぜならSiriは音声でスマホ操作をアシストする向きが強く、検索に特化してはいない。
一方、Googleはどちらかと言うとスマホの操作よりは何かを調べたい時に強い。
アンサーボックスやローカル情報などのフィーチャードスニペットは調べものをわかりやすく解決してくれる。

またSiriはマップ機能はiPhoneのマップだし、検索エンジンはbingである。
当然Googleのようにアンサーボックスなどのフィーチャードスニペットは表示されない。
気にしない人はしないだろうが、気になる人はGoogleマップやGoogle検索で検索しなおすだろう。

音声検索はパーソナル感の強い検索

最後に、音声検索の場合、現状とても「パーソナルな検索」だ。
「プライベート感が強い検索」と言い換えても差し支えない。
人ごみのど真ん中で行うより、部屋の中でこっそり行う方が現時点では大きな用途だろう。

特に日本で音声検索が今一つ欧米と比べて普及していないのは、
音声検索の精度とかよりも、人前で音声検索する事自体が恥ずかしい、
または音声検索を行うと自分の調べたい事が周囲に伝わってしまう、
そういった恥じらいのような感情が多分に影響しているのではないだろうか。
(少なくとも自分はそう)

だから日本で音声検索が使われるシーンは、しばらくは非常に限定的になるだろう。
しかしそれも5-10年程度たてば大きく変わるとも考えられる。
音声検索に抵抗のない世代が育ってきているからだ。
日本でどこまで音声検索が普及するかわからないが、少なくとも「早い検索」なので便利だ。
便利なものはいずれスタンダードになる。

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