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ドローンの主要メーカー、おすすめブランド比較ランキングまとめ。

DJI Mavic

ドローンの主要メーカー(ドローンベンダー)、おすすめブランド比較ランキングをまとめた。
ドローンのメーカー(製造会社)、ブランドは何があってどこが良いのか気になる方へ。

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スマホの次の巨大市場、ドローン

ドローンの市場規模は世界で11億ドル(およそ1100億円)と言われ、既に巨大と言える市場規模である。
商用(業務用ではなく個人が遊ぶ用)ドローン市場規模は2017年に約6億円と言われている

さらに年率30%の上昇を続け、2020年までに60億ドル(およそ6,000億円)に達すると言われている

元々ドローンは軍事用、現在は商業用・コンシューマー(個人が買って遊ぶ)用と用途が移っている。
しばらくは商業用ドローンの生産が最も多いかも知れない。
これからは個人のドローン利用がその後拡大すると見られる。

またドローンは運送、通信環境構築、撮影などなど用途が広い。
またメーカー、オペレータといった周辺雇用も見込まれる。
そのため市場の広がりは大きいと思われる。
スマホ以来の一大産業の波が来つつあるのだ。

最も主要なドローンメーカーはDJI、Parrot、3DR

そんなドローンの主要なメーカーの筆頭は中国は深センのDJI。
2014年に売上5億ドル、2016年には15億ドルと公表している。

上記の通り、2014年のドローンの世界市場が11億ドルと言われる。
これが本当ならDJIは約半分の圧倒的なシェアを1社で獲得している事になる。
当面はこのDJIを置いてドローンを語れないだろう。

他の主要なドローンメーカーにはフランス発のParrot(パロット)やアメリカ発の3DRobotics(スリーディロボティクス)が挙げられる。
DJIを含めたこの3社が現在世界のトップ3だ。
またその他、分かっているだけでも400社以上がドローンメーカーとして軒を連ねる。

また地理的な事情として、多くの工場や工員が集まる中国とアメリカに現在はメーカーが集中しているようである。

ここ最近のドローンメーカーはリストラも多く、飛行体メーカーとしてより小型の空撮用機体メーカーへの転身を図っている。
DJIはカメラメーカーのハッセルブラッド社を買収しその技術をドローンに利用している。
またGoProもとうとう昨年、『Karma』と言う名のドローンを発売した。
今後のドローンメーカーはより小型、軽量、持ち運びに便利な機種、そして低価格化といった方向に向かいそうだ。

世界の主要なドローンメーカー

DJI

DJI Mavic

中国発。世界で一番ドローンを売っているメーカー。70%のシェアを誇るとも言われている。このシェアはもはやドローン業界のGoogleである。ドローンに興味があるならまずDJIを抑えておこう。

DJIのPhantomは比較的安く(10万円~)高性能なドローンを利用できる。
「Phantom3」に至っては4K動画の撮影も可能になった。
シンプルに「空撮」という用途なら世界トップと言ってよい。

DJIの代表機「Phantom」に小型カメラのGoProをつけて空撮する、というのが世界でトレンドになりつつある。
Phantomは現在3まで発売されている。
また2015年9月に行われたドローンの世界的なカンファレンス、「インタードローン」に出展
大型スポンサーとしても名を連ねた。

なおウォルマートのドローン空輸プロジェクトでもDJI社製のドローンが指定されており、その影響力たるや。

DJIの有名機種は全てと言っても過言ではない。

  1. Phantom(ファントム)シリーズ…フラッグシップモデルのクアッドコプター。世界で一番有名なドローンではなかろうか。現在4まで出ており、4K動画の空撮まで可能に。
  2. Mavic(マヴィック)シリーズ…GoPro搭載、2016年に出た比較的新しい小型ドローン。Phantomシリーズはでかく重たかったがこちらはコンパクト。障害物を自動でよける機能が有名。そして折りたためる。DJIがライトユーザーの方を向いたのだ。
  3. Inspire(インスパイア)シリーズ…こちらはPhantomシリーズをベースとしたプロ用。5.2Kのカメラをはじめ速度、バッテリー、ボディなど全てハイエンド仕様。
  4. AGRAS MG-1…農業用。農薬を10kg搭載し散布できるというもの。
  5. Matrice 600…産業用ハイエンド機種。プロ向け、産業向けの空撮が可能。
  6. Spark(スパーク)シリーズ現段階で公式発表は無い、小型・軽量のMavic Proより更に小型と言われるシリーズ。Yuneec Breezeと対抗するだろうと言われる。

このうち、Phantomは『Phantom3』はすでに生産中止になっているようで、あとは在庫限り。
後継機の『Phantom4』もすでに一部生産が終了しているようだ。
またDJIの初心者向け機体はMavicかSpark。Sparkは画質がよろしくないがその分簡単に使いやすく、Phantomシリーズより小柄だ。
ちなみにここ日本ではSparkは品薄で、現在DJI側で生産が追い付いていない傾向がある。

さて、最近のDJIは全世界に代理店網を拡大しており、
意外と知られていないが、今やAppleもその一つである。
なぜAppleかと言うと、DJIの機種はiPhoneで操作可能だからiPhoneユーザーのうちDJIの機種に興味を持つ人がいるかも…と考えたのかも知れない(Androidでも操縦可能だが)。

Parrot

Parrot Bebop2

フランス発の老舗企業。2014年度のドローン売り上げは110億円。

Parrotは元々はガジェットメーカーな色の強いParrot。
スマートX(スマートヘッドホンなど)を取り扱う。
だがいまの主力はもちろんドローンである。

Parrotのドローンは種類が多彩だ。
最も有名なのはBebopシリーズだが、他に13種類もあるミニドローンをはじめとした多くのラインナップ
そしてスマホやタブレットでドローンの映す景色を見られるスカイコントローラが面白い。
(普通に購入を検討中…)

3D Robotics

3DRobotics SOLO

アメリカ発。
3D Roboticsだと少し長いからか、3DRと呼ばれる。
WIREDの元編集長クリス・アンダーソン氏が2012年に退任後、3DRの経営に専念している。
2014年度の売り上げは21億円。

同社の強みの一つとして、3DRはメキシコの工場地帯の近辺に拠点の一つがある事が挙げられる。
そのためドローンの製造に関しては地の利があると言える。

世界初の「スマートドローン」を発表したのも3DRである。
機種名は「Solo」。
専用のコントローラではなく、スマホでドローン操作が可能なのだ。

さらに価格は999ドルとそこそこ手を出しやすい。
にも関わらず機能はあのドローン好きの高城剛氏をもって「すばらしい」と言わしめたレベルである。
さらにDJIが「Phantom3」を急に990ドルまで下げたのはSoloの登場に対抗してだと思われる。

3DRのドローンは2017年現在、芝本産業が正規代理店として『SOLO』を販売している。

1つ懸念なのは、この3DRでさえ巨神であるDJI社の低価格路線に道を譲り、
大幅なリストラとともにドローン事業を縮小してしまっている点だ。

GoPro

GoPro Karma

これまでDJIなどドローンブランドにカメラを提供してきたGoProだが、いよいよ2016年、独自のドローンブランド『Karma』(カルマ)をリリース。

これまでGoProのメイン顧客層だった、
自転車とかサーフボードに小型カメラをつけて遊ぶような人達を引き続き対象にしたと思われ、
小型、携帯可能なドローンである。
(でも1kgぐらいあって少し重いな、という印象)
ただし2017年現在、成功したとは言えない業績となってしまっている。

Yuneec

Yuneec Typhoon

「ユニーク」と読む。DJIを輩出した中国からまたドローン製造企業が誕生した。元々は航空機製造メーカーとしてリンドバーグ財団の賞も受賞するほどだったが、2015年にインテルから60億円の出資を受け、4Kカメラ搭載の『Breez』でデビュー、商用ドローン市場へ参入した。

Yuneecを熱心に推す人もいて、
世界的に既に評価の高い新興ドローンメーカーとなっている。

現在Yunnecの有名な機種はGoProカメラを積んだ『Typhoon(タイフーン)』シリーズと『Q500 4K』。
どちらもがっつり空撮用。
Typhoonは17万円程度、廉価版のQ500は10万円程度で買える。
中国のメーカーなのでDJIとよく比較されているが、DJIのPhantomシリーズよりは高い。

ホワイトハウスに落ちたドローンとして有名なのはDJIのPhantomと言われるが、
実は2015年、YuneecのTyphoonもホワイトハウス付近に落下し、2016年にプレイヤーが逮捕されたことがある。

その他の有名ドローンメーカー

いくつかドローンレーシング用メーカーも紹介しておこう。

TBS(Team Black Sheep)

Team BlackSheep Vendetta

Team Blacksheap(読みはチームブラックシープ、略称はTBS)はレース用ドローンを主に制作するドローンベンダー。
Vendettaシリーズが有名。

IRC(Immersion RC)

Immersion RC Vortex

Immersion RC(読みはイマージョンRC、略称はIRC)はレース向けドローンの有名メーカーの一つ。
Vortexシリーズが有名。

Lumenier

Lumenier QAV

Lumenier(読みはルメニエール)のドローンはレース向けとして高く評価されているのを見かける。LumenierのドローンはQAVシリーズが有名。

Eachine

Eachine Racer

FPV-Racer-c-65.htmlEachine(読みはイーチャイン)はレース用ドローンの制作会社だが、元々はラジコンメーカーで、今でもレーシングドローン以外に色々な商品を扱っている。EachineのレーシングドローンはRacerシリーズという、そのまんまな名前のドローンが有名。ただしこれが中々高い評価を得ており、海外記事になるが、多数のレビュー記事を読むことができる。

Syma

中国のドローンベンダー。

HEXO+

アメリカのドローンベンダー。

Walkera

中国のドローンベンダー。

ハイテック マルチプレックス ジャパン

日本のドローンベンダー。

童友社

日本のドローンベンダー。

ジーフォース

日本のドローンベンダー。

日本でドローンを買うためのおすすめ場所

日本で飛ばす目的の場合、ドローンはまず海外サイトで購入しない方が良い。
できれば日本の量販店で一度実物を見てから…と思っている人は、東京の二子玉川 蔦屋家電の1階では少なくともDJI、Parrot、3DRoboticsの3ブランドは常に最新機種を置いているのでおすすめ。

※2018年7月現在、既に二子玉の蔦屋家電に売り場は無くなったとの事…残念。

逆にドローンがありそうで全然無いのがビックカメラなど家電量販店。
一部店舗でごく一部のドローン製品やパーツのみ売っている事もあるが、あまり期待できない。
それなら一度二子玉の蔦屋家電に足を運んでみよう。
今ならDJIならMavic、Phantom(確か4)、ParrotならBebopが置いてあったと記憶する。

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デジ雑記