知っておくべきリーガルテック企業

リーガルテックとは

リーガルテックとは、法律関連のサービスに関わるテクノロジーのことです。

煩雑で専門知識も必要としており、多数の紙の書類への記入などを必要とし、専門家に依頼すると価格も決して安くはない…そんな法関連業務全般を効率的に、専門家いらずで行える様にしたのがリーガルテックとお考え下さい。

リーガルテック企業を取り巻く環境が変わっている

リーガルテックは実は応用範囲が広く、働き方改革にも使えます。仕事の効率化で広がりを見せる事が期待されているのです。同時に企業にとってはコスト削減も期待できる分野です。

また弁護士人口の増加により仕事の取り合いになっており、ITに可能性を見出す弁護士も出て来ています。

ある調査では法律専門家の収入源が指摘されており、平均年収1,667から959万円に減少しているとも言われています。従って法律家は自ら仕事をつくっていく必要があると言う状況なのです。

またリーガルテック市場の成長は他の側面もあります。

例えば海外からの直接投資の呼び込み。これは日本ならではの、未だに書類を紙で残したり、印鑑文化などからの脱却により海外の投資家が、日本のビジネス全般に目を向けてくれることを期待してのものです。

リーガルテックの市場規模

リーガルテックを法律関連ツール、ソフトウェア、プラットフォームなどと定義すると、全世界では66兆5250億円ほどに達するようです。

参考までにリーガルテック最大の先進国アメリカでは、企業の法務部門がソフトウェアにつかう予算は年間で1,663億円~最大7,206億円と言われております。法律事務所はもっと多くて、1,663億円~最大10兆4,222億円と桁が2つ程違っています。

と言う所から考えても、日本のリーガルテック市場規模は1兆円程度は硬いのではないでしょうか。

リーガルテック関連ベンチャーが巨額の資金調達も

全世界でリーガルテック関連ベンチャー企業に投資された資金は2016年には約248億円、2017年には258億円、2018年には1,843億円と急増しています。これは下記にも書いたe-ディスカバリーと言う分野(過去の訴訟や捜査などの情報を検索できるサービスのこと)で特に伸びたようです。

リーガルテックがサポートできる業務の範囲は?

Wikipedia(英語)によると、リーガルテックは本来は法律事務所の業務を支えるテクノロジーやソフトウェアを指していたようです。

2011年以降はリーガルテックとは法律関連の実務を法律の専門家(弁護士、弁理士など)に依頼せずとも手軽に行える様にするウェブサービスや、法の専門家を必要とする人と法律家をマッチングさせるサービスなど、法律関係のウェブサービス全般を指すようです。

  • 経理
  • 請求
  • 文書の自動化
  • 文書保管
  • ディスカバリー(電子情報開示、e-ディスカバリー)
  • リーガルリサーチ(法情報調査)
  • 法的事項管理

リーガルテックの実例

リーガルテックサービスは大きく分けて2つ。法の専門家を通さず自分で専門的な業務を行うためのサービスが1つ。もう1つは法の専門家と一般消費者や企業をマッチングさせるプラットフォームです。

  • 弁護士マッチングツールやプラットフォーム
  • 弁護士に依頼せず、消費者や企業が自ら法的問題を解決できるツール全般
  • データと契約の法的な分析
  • 各署名者のデジタルIDを検証
  • 監査証跡付きデジタル署名
  • 法的文書の自動化
  • 法的慣行支援
  • 後継者育成のためのプラットフォーム(遺言書作成など)
  • 弁護士に依頼せず入国書類の作成を支援するツール

では具体的にどの様なリーガルテックサービス・企業があるのでしょうか?

Cotobox

Cotobox(コトボックス)

Cotoboxはリーガルテックで最も有名なサービスの一つ。オンライン商標登録サービスです。

  • 商標検索は無料
  • 印紙代手数料で包票登録も大広5分ほど

通常商標登録は弁理士などの専門家と面談し何回か会ってやっと登録できるもの。そんな商標登録を手軽に個人が出来るようにしたのがこのCotobox。

流れとしては

  1. ユーザーが商標登録申請をCotoboxにする
  2. 提携する弁理士にデータが行く
  3. 確認が取れれば弁理士から特許庁に申請を代行

Cotoboxは商標検索エンジンに独自AIを利用しています。例えば「マイクロンソフト」と入力して見ると、「似た商標」として「マイクロソフト」がヒットする、と言った具合。過去の特許庁の審査結果や判例に基づきAIが似てる・似ていないを判断するようです。

Cotoboxを運営する五味社長は元弁理士。自身の弁理士業務経験から商標登録にはトラブルが多かったようです。稀にニュースになりますが、商標の権利者よりも先に他人が商標を取得して、その利用に際し警告文が送られてくる…というような。これは商標登録が煩雑で時間のかかるものだから起こると言う側面もあります。

そこで五味社長は商標登録を簡単にできるサービスCotoboxを立ち上げたとの事。

cotobox株式会社
東京都港区三田3-1-23

一般社団法人LegalTech協会

リーガルテック協会

リーガルテック協会は企業ではないのですが、リーガルテック分野の企業を支援する協会として発足しました。主要なリーガルテック企業はここに登録している事が多いです。事業を一緒に作っていく支援をリーガルテック協会がする事が多いようですね。

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神宮前タワービルディング13F

デジ雑記
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