世界のSNSを新・旧、カテゴリ関係なくまとめた。
カテゴリーごとに分類を試みた。
が、色んなカテゴリーの要素を持つものも少なくなかった。
とりあえず便宜上、どこかのカテゴリに放り込んでいる。
気になるものはとりあえず触ってみてより深く知ってあげて欲しい。
今回ピックアップしたのはあくまで「世界的にまあまあ知られている」レベル以上のものだけだ。
当然SNSというものは小さいものも含めればこれ以外にも多々ある。
スタートアップとしてはSNS機能を持たせることは今や要検討事項の一つだ。
またかつては別物サービスだったのが、SNS機能を新たにくっつけたものも出てくるだろう。
ひとまず、世界のSNSの中心はこのあたりということで。
王道系SNS
王道系SNSということで、文章や画像の投稿ができる。
ソーシャルグラフも構築できる。
そういった基本的な機能を備えて、かつユーザー数が圧倒的に多いSNSをピックアップした。

2大王道SNSの一つがこれ。
140字以内でつぶやきを投稿するSNS。
最近株価大幅下落からのCEOの交代、大規模リストラなどがあった。
でも未だに世界の最大級SNSの一つ。
私の周りでも長いことツイッター中毒者は多々いる。
また高校生など、若い子も絶えず入ってくるSNS。
私もこの140文字以内というシンプルなコミュニケーションでたまに楽しんでいる。


もうひとつの王道SNSはこれ。
少し前から、FBはユーザーの年齢層が上がってきている、
若い子が他のSNSに移り始めている、
と言った事を言われ始めた。
確かに私の周りでもInstagramユーザーが増えている。
(InstagramはFacebookの子会社だから問題ないのかも知れないが…)
Google+

Googleが恐らくFacebookに対抗するために立ち上げたSNS。
色々と便利なので個人的には好きだった。
ただいかんせん後発で王道系SNSを立ち上げたからか、ユーザー数の伸びに悩んでいる。2019年3月をもって終了となった。
私の知人の登録者が本当に少ないので、そこまでアクティブに使えていなかった。
mixi


日本でかつて社会現象になったほど流行ったSNS。
時代の変化についていけず、当時のユーザーの一部が今も利用しているような状況。
未だに私もログインするが色々な面で非常に使いづらい。
なぜテコ入れしないのか謎。できないのかな。
Renren

中国最大規模のSNS。mixiとも連携しているらしい。
だからなのか、一時期はソーシャルゲームのサイトのようになっていた。

こちらは中国最大規模のSNS。
中国版Twitterといわれている。
ユーザーは6億人との事。
確かに中国、台湾系のインスタグラマーはたまにWeiboと連動させてるのを見かける。
vk.com

Renrenが中国最大手SNSなら、このVKontakte(フコンタクチェ、Contactingの意)はロシア最大級のSNS。
ロシアには検索エンジンでもGoogleより大きな「Yandex」がある。
かの国には他国の大手が入り込めない何かがあるかな…と思う。
なお、VKは割と多くの世界的なアーティストなどが利用を開始している。
ロシアでのマーケティング上非常に重要なサービスである。
画像系SNS

画像を中心としたSNS。
だがそれぞれに特徴がある。
若い子や女性ほどよく使う傾向があると感じる。
またマーケティング上でも、画像はテキストより瞬時に理解しやすい。
そのためブランディングなど、抱いて欲しいイメージを作り上げたい時に重要である。


画像を収集していくSNS。
自分で画像をつくるより、他人の画像でも気に入ればコレクションできる。
そういった意味ではキュレーションサービスとも言える。
中の人(開発者)は検索経由の流入を拾う工夫をしている(つまりSEO)と言うのは一部で有名。
実際、画像検索でかなり引っかかる。
ユーザーは圧倒的に女性である。

Pinterestとよく比較されるが多いに違う。
こちらは自分の日常の写真をきれいに、かっこよく加工して共有する。
ゆえにSNSとしての要素が非常に強い。
インスタグラマー、インスタジェニックなどの言葉も生み出された。
最近はユーザー数が爆発的に伸びており、もはやFacebookやTwitterに肉薄するほど。
ユーザーの中心は女性のF1層(20~34歳)。
若い女の子の中では他のSNSはほとんどログインせず、もっぱらインスタだけという子も増えている。
中の人達は1桁とか2桁の少人数で長らくサービスを運営してきた。
そして立ち上げから数年後にようやく広告プロダクトをローンチ。
アメリカが最初(2013年)だった。
だが日本はユーザー数が世界で2番目にも関わらず、遅れに送れて2015年10月から広告開始。
長年広告や課金なしで丁寧に育ててきたサービスのため広告の反応は非常に良いらしい。
ただし現在、スパムが横行しだしている。
主に有名人の投稿のコメント内に特定の商品名を書き込むというものだ。
これは日本の有名人に多い。
また別のスパム例として、コメント内で面識の無い人にメンションを飛ばすというものもある。
全く赤の他人からメンションを受け、何だろうとついそのコメントを見に行ってしまうというもの。
私も全く絡みのない知らない外国人に何度かされた事はある。
これは海外の有名アカウントで非常に多い。
Flickr


SNSとしての側面は弱い。
写真好きな人が、写真をまとめてアップロードするのに使ったりする。
主観で言えば、インスタやPinterestほどのコミュニケーションはあまり取られない印象が。
imgur


上記SNS達は「美しい」もしくは「かっこいい」写真の共有SNSだ。
だがimgurは写真なら何でもと言った様相である。
どちらかというと雑多なバズ画像、面白画像や面白動画投稿サイトみたいになっている。
日本では日本語化もしていないし、インスタやPinterestが先に人気が出たため全くスケールしていない。
チャット・メッセンジャー系SNS
チャット・メッセンジャーの領域はいまスタートアップ界隈では旬と言える。
大型買収や資金調達など、かなり羽振りの良い雰囲気がある、2015年時点での花形カテゴリである。
Snapchat

画像をメッセージで送信し、一定時間で強制的に消えてしまうというサービス。
アメリカでは10代を中心に爆発的に流行中。
20代以上になると何が良いのかわからなくなる。
また2015年の大型調達と言えばこのSnapchat。
立ち上げ4年で5億ドルを調達し、さらに評価額は160億ドルと言われる。

こちらもメッセンジャーアプリだが、Facebookが190億ドル規模の買収をした。
日本円で1兆円を越す規模である。
ちょっとした国の大型事業並だ。
現在ユーザーは8億人ほどとなっている。
なお地味に日本語対応されている。
中国で最大のチャット・メッセンジャーサービスがこれ。
こちらも非公表ながら数億単位のユーザーがいると言われる。
カカオトーク

韓国最大のメッセンジャー。
最近は以前ほど名前を聞かないが実は中国や日本とも関わりが深い。
まずキム・ボムスが「ハンゲーム」という会社をつくった。
それがNHNになり、日本でNHN Japanができ、それが名前を変えて今のLINEである。
さてそのキム・ボムスがその後つくったのがこのカカオトークを運営するダウムカカオという会社だ。
また上のWeChatを運営するテンセントが出資している。
日本からはYahoo Japanやサイバーエージェントなどが出資者に名前を連ねる。
色々とややこしい。
LINE

日本では最大手のメッセンジャーアプリ。
ニュースの報道に「○○の事件にLINEが使われた」などと何度も出るほど社会基盤のようになっている。
一方でマネタイズに悩んでいる。
サブスクリプション(定額制)の音楽ストリーミングサービスなど新規事業への参入も多い。
そのうち楽天みたくコングロマリット化するんだろうなと思っている。
Chatwork

日本発サービス。
SNSではなくチャット・メッセージングサービスと言ったほうが正しいかもしれない。
日本では少数のチームで仕事をする時に使われたりする。
特にフリーランスや遠隔で働く人達に愛用されている。
私も仕事で何度も使っている。
Kik Messenger
ユーザーが2億人もいる、アメリカの新興メッセンジャーアプリ。
WhatsAppやSnapChatの爆誕によりもうめぼしいメッセンジャーアプリは出ないかと思いきや、さっそくである。
動画系SNS
YouTube

Googleについで世界第2位の検索エンジンと言われるほどの巨大な動画投稿サービス。
あまりにユーザーが多すぎてSNSっぽく使われる側面もあるため一応ここに記載。
Vine

終了済み。Twitterの新サービスで、6秒動画を投稿できる。
Youtubeと同様にインフルエンサーを続々と排出している。
日本ではローンチ直後からファミマなどがキャンペーンを展開し成功するなど日本にも浸透したサービスである。
Periscope

こちらもTwitterが提供する(というか買収した)ライブストリーミング(生中継)サービス。
自分がいま流しているストリーミングが何人に視聴されているかが表示される。
また他のストリーミングにもリアルタイムの視聴者数が表示される。
これ、実際にやってみると面白いのが、適当にストリーミングを初めても世界中からすぐに1人、2人と視聴に参加してくるのがわかる。
Meercat
こちらは上記のPeriscopeのド競合のライブストリーミングサービス。
2015年2月スタート。
TwitterのAPIを利用して連携しており、ライブストリーミングの新星、筆頭のように見られた。
がその直後(そしてTwitterがPeriscope買収をした直後でもある)にTwitterより締め出しを食らうという悲しい出来事もあった。
なお同じ頃にVCからは1200万ドルの巨額調達を達成。
さらに2015年7月にはGoProのサポートを開始したりと話題に事欠かない。
ビジネス系SNS
アメリカ発、世界最大のビジネスSNS。
ビジネスSNSとはビジネスの話を中心にコミュニケーションを取り合うと言う面がある。
また転職活動、リクルーティング、ヘッドハンティングなどのプラットフォームでもある。

ドイツ発。LinkedInのド競合である。
欧州ではこちらの方がユーザーが多いらしい。
確かにLinkedInでアクティブなのはアメリカ人が多いな…と思った。
ブログ系SNS
Tumblr
リッチでおしゃれなブログを作れるSNSという感じ。
リブログといって、ツイッターのリツイートみたいに他人のブログ記事を自分のページに再掲できる。
そのためキュレーションページを作ることも可能。
この辺りはソーシャルっぽい。
またテキスト以外にも画像はもちろん、音声、動画も上げられる。
InstagramやTwitter、Snapchatのような大きな制限はなく、自由度がとても高い。
ただ正直、個人的には今までの延長っぽくて新しさを特に感じない。
それだったら全部自前でドメイン取ってサーバー借りてWordPress入れればもっと自由にできるし。
さらにSEOにあまり強くないのが難点かなと思う。
なおユーザー数は世界で1億以上とそこそこ大型SNSである。
日本人のユーザーはたまに見かけるがほとんどいない。
日本でプレゼンスを出していくなら敢えてのTumblrでもいいかも知れない。
宗教系SNS
MyMFB
イスラム教徒向け。
パキスタン発、イスラム教徒向けSNSとしては世界最大。クローズド。
前身はMillatFacebookというサービスだ。
Millatとはパキスタンの母語であるウルドゥー語でMuslim=イスラム教徒の意味。
元々このMyMFBはFacebookがパキスタンからのアクセスを遮断したことが立ち上げのきっかけになった。
Buddhist SNS
仏教徒向けSNS。
Candles
キリスト教徒向けSNS。
この2つはいずれも日本語のサイトであり、詳細は不明だがどうやら日本のみの展開としているようだ。
(違ったら申し訳ない)
真面目な話、この2つのSNSはどうせならMyMFBみたくグローバルSNSにしたらいいのに…と思った。
ちなみに世界三大宗教の1位がキリスト教、2位がイスラム教、3位がヒンズー教、4位が仏教である。
ヒンズー教とかユダヤ教系SNSは調べても出てこなかった。。
出会い系SNS
近年台頭した出会い系アプリに見られる特徴がある。
それは、「出会い系と銘打つとイメージ悪いから、SNSって事にしよう」というもの。
「会うこと」を推奨するタイプのSNSは一旦ここに振り分けた。
Meetup

Tagged

元々高校生中心のSNSだったが、Facebookの登場により今のスタイルに方向転換し、むしろ成功している杞憂なアプリ。
MeetMe(旧My Yearbook)
Spayce

もともとInstagramのジオターゲティング版(位置情報を強化したもの)という触れ込みでローンチしていた。
ところがいつの間にかTinderのような出会い系アプリっぽい仕様に変更された。
日本語化はされておらず外国人の利用が圧倒的に多い。
また画像の荒さ、画像アップロードにかかる時間が長いなど、Instagramが初期から気をつけていたような点が課題となっている。
Instagramの後追いではなく違う方向に行くだろうなぁ…と思っていたら案の定だった。
出会い系として成功して欲しい。
Tinder

日本でもめちゃくちゃ流行っている。
若い子、特に10代、20代女子から「使ってる」と聞く率が非常に高い。
昔のスタービーチを見ているようだ。
Ashley Madison
日本でもハッキングのニュースで一躍有名になってしまった不倫SNS。
不倫をキャッチコピーに入れる辺りが離婚率の高いアメリカ発サービスという感じ。
Pairs

エウレカの運営する、Facebook広告に鬼出稿でおなじみマッチングアプリ。
出会い系サイトで聞くようなサクラはおらず、本当に若い女性が多く登録している。
その分有料。
Omiai
こちらも日本発マッチングアプリ。当然有料。
業界では割と先発のアプリだったからか、年齢層はやや高めに感じる。
しかしながらいつも思うのは、どんなサービスにせよ、日本発サービスを日本語で提供して貰うのが日本人には一番いい。
細かな言葉の差が使いやすさに大きく影響する。
JoinUs
こちらは2015年6月ローンチと、この界隈で最後発ぐらいの立ち位置である。
だが早くも私の周りでは利用者がちらほらいるので驚いている。
このマッチングサービスのユーザーの特徴の一つとして「併用」があると思う。
つまり複数のマッチングアプリを同時に使うと言うことだ。
もちろん課金額も安くはないので、ある程度にはなるだろうが。
長文コンテンツ系SNS
Medium

長文テキストや画像で自分の言いたいことを投稿する。
日本のnote辺りが近い。
Twitter共同創業者のEv(Evan Williams)が創業。
Twitterの140文字とは真逆のアプローチを自ら取っている。
2015年2月に日本版ローンチのアナウンスがあったものの、進捗していない。
さらにTwitterが長文コンテンツの投稿機能を追加する予定とアナウンスしている。
肝心のユーザーの投稿だが、これがかなり質の高いコンテンツが多く、ユーザー同士が質を競っている感がある。
英語が分かって長文を読んだり書いたりすることが好きな人には楽しいSNSだろう。
個人へのQ&A系SNS
Ask.fm

自分への質問を受け付けて答える。
日本人でもヘビーユーザーが数多くいる、知る人ぞ知るSNS。
Twitterの匿名性と親和性がよく、Twitterユーザーの利用をよくみかける。
既存のQ&Aサイト(OKWaveやYahoo知恵袋)との違いは、特定の個人へのダイレクトな質問をするものであること。
Twitterでそこそこ友達が多い人が自分への質問を受け付けるのに使っていたりする。
OKWaveなどは質問する側が不特定多数に質問する。
また質問する側も答える側もアカウント登録が必要である。
さらに不特定多数の人が答えられる質問しかできない。
つまり、Twitter有名人への質問をOKWaveにしても本人が光臨しないと回答を得られない。
だがAsk.fmはそれができる、というもの。
出身校でくくる系SNS
ClassMates
1995年立ち上げ、2015年で20周年となるサイト。
もちろんSNSとしても最古といっていいレベルのものである。
北米の中学や高校別に出身者を探しつながると言うコンセプト。
2008年には全SNSのアクセス数ランキングTOP3だったが、その後アクティブユーザーが激減、その多くをFacebookに奪われている。
理由はユーザーからしつこく課金をしようとした事だといわれている。
少人数系SNS
Path
カップルや家族などごく少数の人だけのコミュニケーションをとるためのアプリ。
コンセプトは面白いと感じた。
だがLINEやWhatsAppなどと比べやや反応が遅く、いまひとつ使いづらいと感じる所が残念。
根強い人気あり。
Couples

日本発カップル専用SNS。記念日を教えてくれたりする。
カップルが考えそうなコンテンツをものすごく頻繁に(一日何度も)配信している。
非常に女性の目線を大事にしている感じがある。
アクティブなユーザーは多そうだなと思う。
なお運営はpairsというマッチングアプリで有名になったエウレカである。
スライド系SNS
SlideShare

パワーポイントでストーリーを語るSNS。
基本ビジネスの話が中心である。
なので雰囲気は非常に硬い。
その分投稿されるスライドの質はハイレベルなものが多い。
最先端のフラットデザインを駆使したような資料が多数。
外資の広告代理店のプレゼンでも滅多にお目にかかれないような、どこでこんな資料出すんだというものが少なくない。
ニュース共有系SNS
NewsPicks

世間で話題になっているニュースをピックアップし登録者でコメントしあう。
ユーザー同士のコミュニケーションはほとんどできない仕様。
そのためSNSと呼んで良いかは不明だが、一応入れてみた。
他人の投稿には「Likes(いいね)」を押せる。
だがたいていLikesを集めるのは有名人。
魅力としては、ホリエモンなどの有名人がコメントしているところ。
同アプリはコンセプト自体はDiggやはてブのニュース版といった感じで確かに面白い。
だが細かな点、例えばディープリンクの設定などは改善して欲しい。
誰かが毎度
ソーシャルブックマーク系SNS
BBS系。日本で言う2ちゃんねる×はてなブックマークのようなもの。
誰かが投稿した他のサイトの新着ページやニュースなどを皆でわいわい話すようなサイト。
内容は非常に雑多。動画もWikiのページも短文なんかもある。
Digg

Redditとよく比較されるソーシャルブックマークサイト。
RedditもDiggもSNSと言われる事もあるが、実態はソーシャルブックマークサイトである。
Redditと比して投稿されるコンテンツの質は異様に高い。
Diggの仕様としては日本でははてなブックマークだ。
ブックマークされると「digg」が一つつく投票システムみたいなところはそっくりだ。
ただし日本のはてブみたいにDisり合いがあるわけではない。
またdigg数の大小でランキングが組まれたり、ブコメがあったりはてブスターを欲しがる人がいたりするわけではない。
すばらしいサービスなのに日本に入ってこないのは、はてなの存在があるからだろう。
また売却に失敗した経緯から、世界に広く打って出る気概がないのかもなあと。
その他SNS
ちょっとカテゴライズが難儀そうな独特の味の強いSNSです。
Plag**
Plag**(またはPlague)はSNSの体裁をとりつつも、誰かとつながるサービスではない。
仕組みとしては、誰かの投稿に対しみんなでコメントしたりするものである。
完全匿名なのでインフルエンサーとかいない。
結構新しいというか、匿名掲示板をソーシャルっぽく構築したらこうなった的なサービスだと思う。
なのでコアなファンはつくけどスケールしないよね、というもの。
Vingle
「インタレストグラフ」という、好き/興味のあることを収集して共有するSNS。
Pinterestは気に入った画像を収集するが、Vingleは対象が画像だけでなくテキストも動画も音声ファイルも、とにかくオールラウンドだ。
Vingleは現在シリコンバレーに拠点を置くも、元々韓国発。
そのせいだろう、ハンゲームやカカオトークを立ち上げた韓国IT界の大物キム・ボムスから資金調達をしている。
ところで正直アジアのアプリは日本も中国もインドも韓国も、シリコンバレーの後追いみたいな面が多い。
だがこのVingleみたいなオリジナリティの強いものも割りと定期的に出る。
既存のSNSから少し切り口を変えていて、なかなか面白いと思う。
Disqus

色んなメディアのコメントを一括で管理するSNS。
SNSって言うのかなこれ。と思ってしまう、変わったSNS。
立ち上げは古く、2007年。
他のSNSやブログに特性のコメント機能の導入が可能。
また導入しているブログに書いたコメントを自分のDisqusアカウントで一括で管理できる。
アメリカでは割と一般的なサービスである。
日本ではスパムや批判回避のためコメント欄を閉じっぱなしになりやすい。
ただそれだとインタラクティブ(双方向)なコミュニケーションは生まれない。
一方アメリカや欧州ではコミュニケーションの土台としてディベート文化が根付いている。
そのためスパムも多いが、互いにコメント欄で議論する習慣が結構多い。
ブログのたった1記事に100も200もコメントがついているのは大抵これ。
名前のDisqusもdiscussから来ている。
だからDisqusは欧米で流行ったのである(たぶん)。
翻って、ディベート文化がなく匿名でいたい人の多い日本では流行らない。
また日本ではイケハヤ氏が指摘するように、ネガティブコメントの温床になりやすいのである。
とは言え日本のサイトマスター達は案外面白がって導入しているのを見ることもある。
建設的な議論をし合うほどのコメント数に至っていないが。
昔テキストサイト時代にどのサイトにもゲストブックというものがあった。
DisqusのゲストブックSNS版も出せばいけたりしないかな。
Slashdot
時事ネタに対してコメントしあうSNS。
匿名だが個別のアカウントを持ちコメントすることも可能。
日本版は「スラド」という。米国版は97年、日本版は2001年創業とめちゃ古い。
しかもサイトの仕様がこの2015年において、敢えてのザ・テキストサイト。
独自のスラド文化が今も続いている。
また現在でも割とアクティブなユーザーは多い。
Ello
ミニマリズムなデザイン、招待制、反Facebookの匿名性、そして広告入れません宣言。
メインストリームから外れてやるという気概を感じる。
最初聞いたときは、ああまた新しい潮流の萌芽が出てきたと思った。
あと他人の投稿を興味の有無によってフリックで振り分け可能。
この機能でGoogleのメールアプリInboxを思い出した。
あとメッセージがすぐ消えるSnapchatとかも。
こういう、情報の取捨選択をシンプルに効率よくできる機能など、全てひっくるめて今っぽいサービスだなぁと思う。
でも残念だけど正直使ってみると普通だよね、という声が多数である。
Pheed
Bebo

Diaspora
Friendster
Hi5

NING
Flixster
myHeritage

Badoo

Gaia Online
BlackPlanet
SkyRock

PerfSpot

Tuenti
Nasza-Klasa.pl
IRC-Galleria
StudiVZ
Kaixin001
Hyves.nl

Ibibo
Wer-kennt-wen

Cyworld
iWiW
